25歳以下の第二新卒や既卒の方の面接をすることが多いのですが、初々しいリクルートスーツを身にまとって面接に来る方も多いですね。
第二新卒・既卒の就活で気になる服装ですが、リクルートスーツじゃないとダメなの?
という疑問を良くお聞きします。
もちろん面接なのでスーツを着ていくのは常識ですが、リクルートスーツではなくても大丈夫です。
どんなスーツを選べばいいのか、抑えておくポイントを男女別にまとめてみました。
男性の第二新卒・既卒のスーツ
男性の場合は基本的に面接と言えばスーツ着用が社会人の基本です。
もちろん面接に行くのにノーネクタイもまずありえません。
以前、25歳フリーターの男性が新卒の就活以来にクローゼットから引っ張りだしたようなよれよれのリクルートスーツで、シャツの襟が少し黄ばんでいながらノーネクタイでなぜか革靴の靴底のすり減った姿で面接に来ました。
あなたが面接官だったらどんな印象を受けますか?
決して良い印象は持たないはずです。
ぼくはその方には15分程で帰って頂きました。
最低限のマナーを守ってさえいれば大丈夫ですが、おすすめの組み合わせを紹介します。
基本的には紺のスーツがおすすめ
男性の場合は基本的にスーツは紺かグレーがおすすめです。
真っ黒なリクルートスーツを着ていくよりは、少し社会人に慣れていそうなダークネイビーのスーツを選択する方が印象はいいと思います。
新卒の時の就活は真新しいリクルートスーツだったと思いますが、第二新卒となると社会人を経験しているはずです。
フレッシュ感は必要ですが、大学生と同じでは第二新卒のメリットが生かせません。
真っ黒のスーツはビジネスの世界では実は敬遠されます。(礼服のような感じに見えてしまうので)
薄いストライプが入った黒や、濃いネイビーのスーツを選ぶと社会人らしさが出ます。
薄いグレーやベージュ、派手なストライプの入ったスーツは避けておいた方が無難です。
シャツは白
ワイシャツは白を選択しましょう。
目立たないストライプはまだセーフですが、派手なカラーシャツやチェックのおしゃれなシャツは面接の時は我慢して下さい。
特に営業職、総合職等の外部のお客様と接するような職業であればなおさら白いワイシャツを選ぶべきです。
たまにいるのですが、白いワイシャツの中に黒や赤等のTシャツを着ている方もいますが、これは高校生みたいな印象を受けてしまうので、シャツの中には無地の白い肌着を着ておきましょう。
下着、肌着なしでワイシャツを着ている方もいますが、世間的には着ておくのが良しとされている傾向があります。
夏場は特に汗をかいたりするので肌着は着ておきましょう。
ベルトと靴の色は黒
ベルト、靴は黒で統一する。
第二新卒・既卒の方で茶色やワインレッドの靴を履いて面接に来られると、正直「おっ!」となります。(悪い意味で)
面接は自分を売り込む場ですので、印象が下がることは避けておきましょう。
足下は自然と目に入ってくるので見られますので、もちろん靴下も黒で統一して、椅子に座った時でもスッキリ見えるようにおきましょう。
靴は前日にきちんと磨いておくのも基本です。
ネクタイは自分に合ったカラーを選択
ネクタイの選択としては、おすすめはブルー、ワインレッドなどがおすすめです。
色別に受ける印象としては、
- ブルー(青)
- 誠実、まじめ、フレッシュな印象。
就職活動の場合は青や水色のストライプやチェックのものが派手すぎなくて一番おすすめ。
- レッド(赤)
- 前向き、ポジティブ、行動的な印象。
「パワータイ」と言われて勝負ネクタイの色とも言われる。オバマ大統領もプレゼンのときは赤いネクタイをしていることが多いですね。面接なら真っ赤よりはワインレッドや落ち着いた赤がおすすめ。
- ピンク(桃色)
- 優しい、暖かい、女性に好かれる印象。
ピンクのネクタイを着こなす男性はかっこいいですが、自信がなければ面接には向かない。
- その他の色
- 正直面接ではあまり派手な色や柄のネクタイは辞めておきましょう。
第二新卒・既卒の売りである誠実さやフレッシュ感が失われては逆効果になりかねません。
女性の第二新卒・既卒のスーツ
女性の第二新卒・既卒の場合、かならずしもリクルートスーツじゃなければダメ!ということはないかと思います。
転職サイト、求人サイトを見ても勤務している方がオフィスカジュアルで統一されている場合はおとなしい服装であれば大丈夫かと思います。
ただ、面接の段階ではやはりビジネススーツ着用が印象がいいのは間違いありません。
スーツを着ていくならやはり黒?
ビジネススーツなら黒にこだわる必要はないかと思います。
派手な色は避けて、濃い色の紺やグレーのスーツであればさほど気にならないかと思います。
パンツスーツがいいのかスカートがいいのかという疑問もよく聞きますが、そこもあなたらしい方を選択しましょう。
- パンツスーツ
- 活発、元気、自発性などポジティブな印象。
パンツスーツの場合はあなたの体型にしっかり合わせたスーツを選択しましょう。
- スカート
- 誠実、真面目、女性らしい印象
一般的には就活、面接ならスカートの方がパンツよりも70%くらいの採用担当の印象がよくなる。
もちろんパンツスーツだから採用を見送られたというようなことは考えられませんが、面接という場にいくなら少しでも可能性の高い方、あなた自身がよく見える方を選択しましょう。
シャツ
女性の場合は特に白にこだわる必要はないかと思います。
あまり派手ではなく、薄いピンクや薄い水色などであれば問題ないですが、やはりできれば無地の白を選択しておいた方がいいですね。
最近はスキッパーシャツ(開き襟)を着こなしている方も多いですね。
ヒール
しっかりリクルートスーツを着て白のシャツにビジネス用のメイクもバッチリの23歳の女性が面接に来たときのことです。
10cmほどのヒールの靴を履いてきていたのですが、ぼく自身は男性なので少し違和感を覚えましたがそこまで気にしていませんでした。
ただ、面接が終わった後に、面接に通してくれた女性の事務員の方から「あのヒールはないですよね」と言ってきました。
この辺は女性の方が気にするみたいなので、保険の営業職や面接官が女性の場合は気をつける必要がありそうです。
あまり高すぎるヒールの靴はかなり印象が悪くなるのでやめておきましょう。
ヒールの高さは3cmから5cmくらいが見た目にも良い印象です。
できればシューズとカバンの色は黒に統一した方が全体的にスッキリ見えます。
第二新卒・既卒の意味合いって?
第二新卒や既卒となると、新卒とは違います。
- 第二新卒
- 卒業して一度は就職したが転職をしようと活動している25歳くらいまで。
- 既卒
- 卒業してから新卒では就職せずに就職活動をしている25歳くらいまで。
というのが一般的な見方なので、新卒の場合は大学生ですが、第二新卒の場合はすでに社会人です。
「一般常識やマナーは身につけているだろう」という目線で見られます。
あまりに初々しすぎるのもどうかとは思いますが、個性を出すのは入社してからでも遅くはありません。
まとめ
いかがでしょうか?
第二新卒や既卒の採用を行う企業のほとんどは転職サイトで募集をします。
新卒の就職活動と通常の転職活動のどちらに近いかと言えば「通常の転職」に近いので、採用担当者としては中途入社の面接として行うケースがほとんどです。
となると第二新卒だろうが既卒だろうが、ライバルは経験の豊富な転職活動をしている人たちです。
あまりに初々しさの残る大学生とは一線を引いておきながらも若さが売りの25歳以下であれば元気さや誠実さでアピール出来るような服装で挑みましょう。
最近は、インターネットでもスーツが購入できる時代です。
10万円のボロボロのスーツで面接に挑むよりは、10,000円以下のスーツでも新しく清潔感のあるスーツの方がはるかに面接官への印象が良いのは間違いありません。
第二新卒や既卒の就職活動をサポートしてくれる転職サイトや企業も増えてきています。
一度いろんな転職サイトもチェックしてみるといい担当者さんに出会えるかもしれません。
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