今や、転職活動を行う上で転職サイトは欠かせない存在です。
でも転職サイトや転職エージェントに登録すると今の会社にばれるんじゃないか?
って不安になりますよね。
会社にばれると「上司や同僚に嫌みを言われる」「仕事や人間関係に影響が出る」「転職活動を邪魔される」等、あまりメリットはありません。
結論からお話すると、ポイントさえおさえておけば転職サイトや転職エージェントから今の会社にばれることはほぼ0%です。
安心して転職活動をしたい!という方の為に、なぜ登録してもばれないのか、登録するにあたって注意しておくポイントを詳しく解説しておきます。
- なぜ転職サイトや転職エージェントからばれないのか?
- 転職サイトは個人情報は非公開
- 転職サイトや転職エージェントは会員数確保が必須
- 転職エージェントは担当者がつく
- 転職活動が会社にばれる3つの原因
- ①うっかり会社の人に話してしまう
- ②パソコンの閲覧履歴
- ③メールの送受信履歴
- 転職活動が会社にばれたらどうする?
- 転職サイトに登録する時に注意する4つのポイント
- ①転職サイトで特定の企業に履歴書の非公開設定をする
- ②今の勤め先の会社名を会社名以外の欄に書かない
- ③今の職場が掲載している転職サイトに登録しない
- ④取引先企業に応募しない
- まとめ
なぜ転職サイトや転職エージェントからばれないのか?
一番気になるのは、転職サイトやエージェントに名前や年齢等の個人情報を入力して本当に会社にばれないのか?という部分だと思います。
これは、転職サイトや転職エージェントの仕組みを理解することでばれない理由が分かります。
転職サイトは個人情報は非公開
募集企業の管理画面には、スカウトの機能や会員を個別に検索する機能がついています。
ただ、この検索機能を使って登録者の検索を行っても、年齢や最終学歴、職歴は閲覧することが出来ますが、名前や生年月日、電話番号等、職歴の会社名は非公開になっていて見ることが出来ません。
さらに、転職サイトには登録した情報を特定の企業には公開されないようにする設定が出来るようになっています。
各設定方法は転職サイトを確認して下さい。
上記以外のサイトの設定方法がわからなければ、google検索で
「(転職サイト名・転職エージェント名) レジュメ 公開しない」
「(転職サイト名・転職エージェント名) 履歴書の会社名を非公開」
などで検索してみて下さい。
転職サイトや転職エージェントは会員数確保が必須
転職サイトの仕組みは、無料で登録してくれる会員を集めて企業に有料で掲載してもらうことが最大の目的です。
掲載費はリクナビNEXTなんかだと4週間で100万円以上もの掲載費がかかります。
では、掲載する企業は何をもとに掲載する転職サイトを選ぶかというと、登録されている会員数の多い転職サイトを選びます。
例えばリクナビNEXTだと会員数が約580万人、マイナビ転職だと約350万人、エン転職だと約450万人が登録しています。
掲載企業はこれだけの数の登録者情報から検索をしてスカウトやオファーメールを送ります。
あなたの登録した情報にたどりつく可能性は限りなく0に近いですし、仮にあなたのページにたどり着いたとしても確実に個人を特定することはほぼ不可能です。
さらに、個人情報の管理についてはかなり厳しくなっているので、万が一流出したとなれば、転職サイトにとっては不利益でしかありません。
転職サイト側は登録者が減ってしまう、登録者が増えないということは売上に響いてきますので、登録者に不利益なことはしないと考えるのが普通です。
転職エージェントは担当者がつく
転職エージェントの場合は、登録するとあなたに対して担当者がつきます。
その担当者があなたに合いそうな会社を紹介して、企業側が会ってみたいとなれば面接の設定がなされます。
転職エージェントの場合は依頼する企業側が登録者を探すのではなくて、登録したらエージェントが企業を探すことになります。
さらに転職エージェント、人材紹介の仕組みとしては、登録者が紹介した企業に入社することで報酬を得るケースがほとんどですし、その報酬もだいたい年収の30%〜40%ということが多いのです。
例えば転職先での年収が500万であれば150万〜200万円を依頼企業から受け取ります。
つまり、あなたが転職エージェントに登録して、転職が決まり、転職先での年収が高い程エージェント側も儲かる仕組みになっていますので、登録者に不利な情報は企業側にいくことはないのが現状です。
「でも実際にばれた人がいるんだけど・・・」
と不安になる気持ちはわかりますが、今の会社にばれる原因をしっかりおさえておくことでほぼ100%回避して、ばれないで転職活動をすることができます。
①うっかり会社の人に話してしまう
これが一番多いのですが、仲の良い同僚や職場の人にうっかり転職活動のことを話してしまうことです。
良くあるケースとしては、
・飲み屋で愚痴の言い合いになったときにうっかり同僚や後輩に話してしまった
・社外の友人に話したら共通の友人である社内の人に伝わっていた
などが多いので、職場でもプライベートでも転職活動をしていることは口外しないようにしましょう。
②パソコンの閲覧履歴
会社のパソコンや社内での転職サイトの閲覧はしないことです。
企業によっては会社からのインターネットの閲覧履歴やアクセスログをとっている会社もあるので、社内にだれもいないからこっそり・・・なんていうのも実は調べると簡単にわかったりします。
ちなみに社内のネットワークやサーバー等のログは基本的にはパソコンでブラウザの履歴を削除しても消えませんし、どのサイトを見ていたかというのは特定できてしまいます。
スマホの画面も後ろからパッと見られただけでどんなサイトを見ているのかはすぐにわかってしまいます。
社内にいる時や、会社関係の人といるときは転職活動は一切しないのが今の会社にばれないようにする鉄則です。
③メールの送受信履歴
これも思った以上に多いのですが、会社のメールアドレスや仕事でも使っているメールアドレスを使っての転職活動です。
めったにいないと思いますが、転職サイトや転職エージェントに登録する時に間違っても会社のメールアドレスや、個人のメールアドレスでも仕事で使っているメールアドレスは使わないことです。
例えば、仕事とプライベートと同じメールアドレスを使っているが、上司と一緒にいる時にどうしても仕事のメールを開かざるを得なくなった時に転職サイトからの受信メールが混ざっていて見られてしまった、等です。
これはスマホでも同じで、外出先でどうしてもすぐにメールの内容を確認しなければならなくなったけど隣には先輩が…
も営業職なんかではよくあるシチュエーションです。
さらに、会社内にだれもいないから会社のパソコンを使って転職サイトやエージェントにメールを送ったというのも、ネットワークやサーバーに記録が残ります。
転職活動をするのであれば、メールアドレスは完全にプライベートなメアドで、フリーメール(Gmailやyahooメール)でも、仕事で使うアカウントとは別なものを使いましょう。
転職活動が会社にばれたらどうする?
基本的に転職は自由なので気にしなくても良いと思うのですが、転職活動がやりにくくなってしまったり、今の会社に残ることが気まずくなってしまったりすることがあります。
なので、万が一ばれてしまった場合は、
「一生この会社でというのはわからないですが、いずれ転職という可能性はもちろんあります。今すぐにどうこうということじゃないですよ」
と柔らかくかわしておきましょう。
もし会社側から嫌がらせをされそうなのであれば、
「転職ですか?今のところ全く考えていないです。他社の求人見ていてもうちより優遇される会社もそうそうないかと思いますし」
と登録していることは否定せずに転職活動は否定しておきましょう。
転職サイトに登録する時に注意する4つのポイント
①転職サイトで特定の企業に履歴書の非公開設定をする
これは上記の個人情報は非公開「各転職サイトの特定企業への非公開設定方法」でも紹介しましたが、転職サイトには登録した情報を特定の企業には公開しないような設定が出来るようになっています。
万が一を考えて今の職場や過去の職場の会社名を設定しておきましょう。
注意点としては、グループ会社や関連会社がある場合は全ての社名をブロックするように設定して下さい。
そうしないと、親会社の名前で募集をしていて見られてしまったという可能性もあります。
②今の勤め先の会社名を会社名以外の欄に書かない
これは意外と落とし穴なので要注意なのですが、会社名を記入する欄以外に今の職場の会社名を記入しないようにして下さい。
例えば、職歴の詳細を記入する部分に会社名や会社が特定できるような内容(会社名、住所、取扱商品名、サービス名等)を記入してしまうと企業側の管理画面から見られてしまいます。
会社名や個人名は※※※※※※と表示されたりしますが、個人情報以外の欄、志望動機や自己PRなどの欄も公開されてしまいます。
企業側はスカウト等で登録者の情報を検索する時にキーワード検索もできますが、ここに会社名やサービス名等のその会社特有の記載があると、個別のレジュメやWEB履歴書にたどり着く可能性が高くなります。
企業名のブロックをしていれば検索には出てこないのですが、万が一を考えるとここは徹底しておいたほうが良い部分です。
もちろん会社にばれてもかまわないのであれば、今の会社の経験や職歴を求めた企業の目にとまりやすくなりますのでいいのですが、ばれたくないのであれば注意しましょう。
③今の職場が掲載している転職サイトに登録しない
転職サイトを選ぶ基準にもなりますが、今の会社に絶対にばれたくないということであれば、その会社が掲載している(掲載していた)転職サイトや転職エージェントは使わないことです。
企業側が登録会員の検索機能を使う場合は、当然ですが企業側の管理画面にログインする必要があります。
掲載中であれば検索できますが、基本的に掲載終了後は検索の機能は使えない転職サイトがほとんどです。
なので転職サイトに登録する前に掲載企業に今の会社や前職の会社が掲載していないことを確認してみて下さい。
転職サイトの検索窓に会社名を入れればすぐにわかります。
「掲載が終了している情報です」と出たりしますが、これは過去に掲載をしたことがある証拠なので、今は出ていなくても明日から掲載されるかもしれません。
それでも企業名の非公開設定をしていれば基本的には大丈夫ですが、どうしても恐いという方はその転職サイトは避けておいた方がいいかもしれません。
今の勤め先が大手企業だったりするとほとんどの転職サイトに掲載していたりもしますので、そういう方は転職エージェントの方がおすすめです。
④取引先企業に応募しない
応募してしまうと、名前や現在の会社名などWEB履歴書の情報は公開されてしまいます。
もちろん応募した会社の担当者が今の会社に報告する可能性は低いのですが、密な取引をしていたり、担当者同士が仲が良かったりすると漏れてしまったりする可能性はあります。
応募しなければばれないのですが、転職サイトから今の会社の取引先企業に応募するときは細心の注意を払って下さい。
まとめ
転職サイトや転職エージェントに登録するだけで今の会社にばれることはないということがお分かりいただけたでしょうか?
転職サイトも登録者の確保が最優先ですので、登録者の不利益になるようなことはほぼあり得ません。
世の中に会社の数は数えきれない程ありますし、大手転職サイト5社だけでも求人の数は25000件以上の募集がありますので、登録だけしてみて募集内容をながめておくだけでも転職のイメージは沸いてきます。
転職活動をする上であなたが気をつけてさえいれば会社にばれることはないので安心して転職活動を行って下さい。
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