営業に転職する前に知っておきたい接客(飲食)との違い志望動機

前職や過去の経験で接客業を経験したので人と話しをすることには自信がある、という方も良く面接に来ます。

もちろんお客様と会話をする、という部分では共通点のある2職種ですが、実は全く異なる仕事です。

この辺りを理解せずに営業職を選んでしまうと、いざ困難に直面した時にはせっかくの自信が砕け散ってしまいます。

また、営業職への転職で面接の時に使えるベストな回答を含めて、接客と営業の決定的な違いを紹介していきます。

営業と接客の決定的な違い

サービス業等の店舗での接客

(店舗での)接客の場合、ほとんどのお客様はそのお店や会社に何かを求めて来店します。

そのお店に全く興味がない、と言う方は滅多に来店しません。

例えば、ラーメン屋さんには

「今日は絶対ラーメンの気分じゃない」
「全くお腹が空いてない」

というお客様はほとんど来店しません。

これが洋服屋さんでもお花屋さんでもカフェでも同じです。

ブライダルプランナーや、賃貸不動産のカウンター、反響営業もこれと同じようなことが言えます。

お客様が自ら来店する、広告等をみて問い合わせてくる、という場合は必ず興味を持った方との会話をします。

飛び込み、テレアポ等から始まる営業

接客の反対に、ほとんどの新規開拓営業の場合、お客様はあなたの会社に対してほとんど興味を持っていません。

もちろんアポイントを取って訪問をすれば多少のニーズはあるかもしれませんが、お客様から問い合わせてくる、お客様から来店してくれることに比べれば、そのニーズはほとんど0に近いケースが多々あります。

コピー機の営業、保険の新規開拓、投資用不動産の営業、飛び込みの光回線の営業、、、ほとんどは興味を持ってもらうことからスタートします。

営業と接客の決定的な違い

どちらが大変というわけではありませんが、決定的な違いとしては、

接客 = 買いにきた人に売る

営業 = 欲しい人をさがして売りに行く

というのが大きな違いです。

接客経験者が営業職に転職するときの注意点

「接客の経験があるから営業なら転職してもこなせるだろう」

「サービス業でお客様と話すことに抵抗はないからもっと稼げる営業に転職しよう」

という動機で営業職に転職してきた方でも、多くの方が挫折してしまうのが現実です。

挫折する理由の多くは、

「自分が思っていた以上に売れない」

「ノルマやプレッシャーがきつい」

というものです。

思っている以上に営業職はお客様と話せない!?

接客業でも、ある程度自分のノルマや数字を課せられているケースもありますが、お客様に来店してもらう宣伝や広告等は別な担当者や部署で行っていることがほとんどです。

営業職に転職してまず直面するのは

「お客様をさがすことがいかに大変なことなのか」

という部分です。

さらに、飲食経験者の場合は

「一人のお客様と面と向かって1時間2時間じっくり話して売り込む」

ということが思っている以上に大変なことに気づかされます。

得意なジャンルの話ならいくらでもつなげますが、そうではないジャンルの場合は以前にも何度か書いていますが、質問する力が必ず必要になってきます。

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転職最初の難関、営業職の面接対策

それでも営業職への転職を目指すなら最初のハードルとしては面接です。

サービス業等の接客経験者が営業職へ転職面接を受ける場合の幾つかのポイントをご紹介します。

人と話すことは接客をしてたので自信があります!はNG

これは面接をしていると良く聞きます。

もちろん悪いことではないのですが、バリバリの営業を経験してきた面接官だった場合、

(いやいや、接客と営業は全然違うから人と会話することとは別物だよ)

と捉えられてしまっても仕方がありません。

さらに、緊張している段階、上手く自分を出せていない段階でこのひと言を挟んだところで逆効果です。

面接の後半である程度リラックスしてきて、面接官とのコミュニケーションもスムーズなら効果の高いひと言になります。

印象の良い転職理由は?

接客の仕事をしていましたが、お客様とより深い会話をしてみたいと思ったから

より難易度の高い営業に挑戦して、自分のスキルアップをしていきたいから

お客様を待つ仕事からお客様を探しに行く仕事へチャレンジしたいから

共通している部分としては、今の仕事よりも御社の仕事の方が自分をより成長させられるかもしれないからステップアップのために志望しました!という部分です。

これは営業でも共通していますが、自分よりも相手をたてた話し方をすることで印象が良くなります。

まとめ

今回は、接客経験者が営業職へ転職する前に知っておいて欲しいことという目線で書いていますので、「営業の方が難しい」という目線の記事になっていますが、決してそういうものでもありません。

接客と営業というのは異なる仕事だということを理解していただきたいと思っています。

もちろん接客の経験で営業に活かせる部分もあれば、営業の経験を接客の仕事に活かせる部分も役に立たない部分もあります。

営業という仕事は決して楽なものではないですが、やりがいはとてもある仕事なので興味のある方はぜひチャレンジしてみて下さい。

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