日本の広告費推移から就職・転職する業界や業種を選ぶ

「これから伸びていく業界で働きたい」

「営業をやるなら売りやすい業種を選びたい」

就職活動・転職活動をしていく中でまずやることは業種・業界の選択です。

職種から考えるという方法もありますが、次に考えるのは業種や業界を絞り込んでいきます。

どういう基準で就職先の業界を選ぶのがいいのでしょうか?

今回は、日本の広告費の推移から転職先・就職先の業界や業種をどう選ぶべきか。

なぜ広告費から転職先の業種を選ぶのか?

広告費というのは景気の良い業界や業種を大まかに捉えることが出来ます。

広告費の伸びている業界というのは比較的景気の良い業界だと言えます。

さらに、数年間をさかのぼって推移を見ていくと、その業界のトレンドが上がっているのか、下がっているのかを把握できます。

営業職であれば、対象にする業界が伸びているかの参考になります。

事務職でも広告予算が大きい分売上も上がりやすくなります。

景気の良い業界の方がボーナスの期待値も高まりますし、倒産のリスクも下がります。

もちろん伸びている業界でも倒産・廃業はありますので会社選びは慎重にしたいところですが、キャリアを積むという意味では伸びている業界での経験は次につながりやすいと言えます。

日本の広告費 6兆1,710億円

日本国内の1年間の広告費は、6兆1,710億円、前年比100.3%と発表されています。(2016年2月電通発表)
前年比100.3%ということは、不景気とか景気が回復してないとは言われながらも、広告にかける費用は増加しているので、その分売上や利益が上がっている企業は多いのです。

さらに、4年連続でプラス成長なので、大きく言えば広告業界は伸びていると言えます。

業界ごとの媒体別日本の広告費の推移

advertise201602
(引用元:電通報)

国内最大の広告市場はマスコミ4媒体です。

テレビ・新聞・ラジオ・雑誌の4媒体で総広告費の約半数(46.5%)を占めています。

大きな業界を一つずつ見ていきます。

テレビ業界

advertising-market-tv1兆9,323億円(前年比98.8%)

その中でもやはりテレビ業界の広告費は一番大きいですね。

テレビ業界だけで約2兆円です。

これは大手広告代理店が間に入った広告が多いのでこのような数字になるのでしょうが、それでも全体の3割を占めています。

もちろん広告制作に関わる制作会社や下請けの中小企業もたくさんありますので、転職・就職する業界としてはテレビ業界はやはり人気なのが分かります。

ちなみに2015年に四季報の情報によると、平均年収の高い上場企業ランキング上位10社の約半数はテレビ関係です。

トップ50位以上の企業は全社平均年収が1000万円を超えています。

これだけ見るとやはりテレビ業界は厳しい世界とは言えまだまだ夢がありますね。

新聞・雑誌業界

advertising-market-newspaper新聞広告費:5,679億円(前年比93.8%)
雑誌広告費:2,443億円(前年比97.7%)

新聞・雑誌などの業界に関しては、規模はまだまだ大きいですが業界としては長年縮小傾向です。

特に新聞業界は過去10年を遡ってみても、2012年に少しだけ前年比を上回っていますが、11年前と比較すると1兆377億円の規模だったのが今や5679億円と約半減しています。

雑誌業かも同様に半分程に減少しています。

考えるまでもないですが、10年前と何が変わったかといえばインターネットの普及がかなり影響しているのは間違いありません。

紙媒体は軒並み厳しい状況が続いています。

印刷関連の会社に訪問したりもするのですが、やはり以前に比べると仕事の量は激減したという声もよく聞きます。

転職先として新聞・雑誌・紙媒体関連の業界への就職は慎重にした方が良さそうです。

ただ、インターネットや電子書籍が普及してきたとは言え新聞や雑誌がすぐに無くなるかといえばそんな事は無いはずです。

今だに信用の部分やブランドイメージを定着させるような広告だとインターネットよりも新聞の方が効果的だったりもします。

ラジオ業界

advertising-market-radio1,254億円(前年比98.6%)

ラジオ業界はほぼ平行線の推移です。

何年か前に「インターネットの普及でラジオはなくなる」という話も聞いたことがありますが、実際のところは新聞や雑誌ほど影響は受けていないように思えます。

例えばトラックの運転手や工場なんかではラジオが主流ですし、ラジオのアプリ「radiko.jp(ラジコ)」はユーザー数が増加しています。

自動車関連やエリア特化型の広告であればまだまだ有効という見方もあります。

ただ、ラジオ業界の仕事はテレビ関係と同じくらい大変だというのも事実です。

放送は24時間365日続いていますので、ラジオの業界でもどのような職種に就くかで転職しやすさ等も変わってきます。

インターネット業界

advertising-market-web1兆1,594億円(前年比110.2%)

広告費という枠で見ると最も将来性がある業界です。

ここ10年で300%ほどの伸び率です。

もっと言えば、インフラがある程度完成していますし、オリンピックに向けてインターネット広告の市場はまだまだ伸びしろがあります。

日本の広告費が4年連続上昇とは言えほとんどの業界が横ばいか右肩下がりです。

それでも広告市場が拡大しているのはインターネットが牽引しているのは間違いありません。

ただ、インターネット広告と言ってもかなり幅広い業種がありますので、ただただインターネット広告関連だからという理由で転職先の会社を決めてしまうのは危険です。

それでも他の業界からすれば「今後伸びる業界」と言われれば間違いなくインターネット業界になります。

「ネットバブルの崩壊」なんて言われてもまだまだ伸びている業界ですね。

業界動向の次は業種

伸びている業界といえばインターネット業界というのは誰が見てもわかりやすい事実です。

転職業界を絞り込むのであれば、次はどういう業種にいくかという選択肢です。

これも毎年伸びている業種や毎年減少している業種があります。

転職する業種については広告費だけではなかなか絞れなかったりもしますので、ここはあなたが一番興味のある業種から選択していくのがベストです。

まとめ

「就職したい業界が決まらない」

「転職したいけど何に興味があるのかわからない」

「今後伸びていく業界の知識やスキルを身につけたい」

と考えて業界を探しているなら、広告にかける費用が増加している業界、企業を選んでいくと就職や転職も失敗が少くなります。

悩んでいるなら2016年以降もインターネット関連がおすすめです。

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