新しい革靴を購入したので、久々にレビュー記事です。
FRANCESCO BENIGNO(フランチェスコ・ベニーニョ)のホールカット、イタリアの革靴です。
今回はストレートチップ以外の靴を求めて探してきました。
とてもきれいなスッキリしたシルエットと、心地よい履き心地の革が特徴で、履きおろし初日から足にフィットする感じの革靴です。
フランチェスコ・ベニーニョの試着から購入まで
今回は、某デパートのメンズ館にて購入しました。
相変わらず目当てのブランドや色も形も決まっていないままシューズコーナーにでかけました。
シューズのフロアに入った瞬間に出てくるのはJOHN LOBB(ジョンロブ)のコーナー。
何年か前までは興味もなかったので、ブランド名を見てもなんのこっちゃわからなかったのですが、ここ数年でいろいろ調べたり聞いたりしたおかげでぼくでもわかる高級ブランドという認識です。
もちろんサラッと眺めながら通過。
Santoni(サントーニ)とかCARMINA(カルミーナ)はおしゃれな革靴がたくさん並んでいます。
が、ちょっと高い。。。
以前、LOBB’S(ロブス)を購入したときに気になっていたSCOTCH GRAIN(スコッチグレイン)や、JALAN SRIWIJAYAジャランスリワヤのコーナーも見てみましたが、なんだかしっくり来ず。
ペルフェットとフランチェスコ・ベニーニョのホールカットを試着
ウロウロしていると、店員さんに声を掛けられ、今履いている靴、好みの傾向、予算は4~5万円くらいを伝えていくつか持ってきてもらって試着することに。
Perfetto(ペルフェット)、FRANCESCO BENIGNO(フランチェスコ・ベニーニョ)、もう一種類はブランド名を忘れました。。
ストレートチップ以外の靴、少しだけ遊び心があって、あまりカジュアルすぎないもの、となると、以前から気になっていたのが一枚の革で作られたホールカット。
何種類かホールカットの靴を並べてもらいました。
ペルフェットのホールカットの革靴(約6万円)は足にピッタリフィットして、履きなれたときにはかなりいい感じになるんだろうなー、という感想。
比べてフランチェスコ・ベニーニョのホールカット(約5万円)は、足全体を包まれるような印象。
もう一つのブランドの靴は3万円ほどだったのですが、革が硬くて痛くなりそう。
(6万、5万、3万の靴を並べるあたりが販売員さんとしてはうまいなー、とか勝手に感心しながら試着)
ピッタリのサイズで左右履いて履き比べた結果、断然フランチェスコ・ベニーニョの一択になって決めました。
(3、5、6万の中から5万の革靴を選ぶとか、教科書通りのようですが。。。)
シューツリーも同時購入
今回もシューツリーは店員さんに選んでもらいました。
4000円弱のシューツリー、5000円程のシューツリーがありましたが、革靴に合わせてみてピッタリだった4000円弱のシューツリーを購入することに。
合わせてメンテナンスの商品とかどうですか?
というクロスセルの提案もありましたが、前回購入したサフィールノワールのローションもクリームも残っているので今回はシューズとシューツリーのみ購入。
それでも5万円台半ば。。。
やっぱりいい値段しますよね。。
FRANCESCO BENIGNO(フランチェスコ・ベニーニョ)とは
FRANCESCO BENIGNO(フランチェスコ・ベニーニョ)というブランドは、1926年にイタリアのナポリで創業したシューズブランド。
公式サイトや他のサイトでも書かれているので詳細は割愛しますが、ハンドパティーヌという、色のついていない革から職人が手作業で色を塗り重ねていく作りで、工芸品のような革靴を作るブランドのようです。
高級ブランドのベルルッティやステファノ・ブランキーニ、サントーニなどの革靴でもパティーヌ靴が揃えられているようです。
どうりでその辺りのブランドの靴は見ているだけでうっとりするような色合いなんだなーと納得。
ステファノ・ブランキーニのOEMも行っていたようです。
フランチェスコ・ベニーニョ G3607-LU13I コニャック
スラッとしたデザインでシンプルな形です。
ネイビーのレザーソールなので引き締まって見えます。
履いてるときは見えませんが。
かかとの部分は半分がゴムになっています。
インソールに「FRANCESCO BENIGNO Made in Italy 1926」と入っています。
これは履いているうちにわからなくなりそうです。
内側の革もロブスのストレートチップと比べてシンプルな作りになっています。
ホールカットだからでしょうか、素人にはわかりません。。。
FRANCESCO BENIGNO(フランチェスコ・ベニーニョ)を履いた感想
フランチェスコ・ベニーニョのホールカットを履いてみた感想としては、結論から言うと「今まで履いた革靴の中でダントツ心地良い」という結論です。
靴を買ってからだいたい1ヶ月ほどの靴ずれや足の痛みを覚悟していました。
ロブスの時もREGALの時もその前も、一ヶ月くらいは(痛いなー・・・)という思いをして、帰る頃には脱いでしまいたい、、、というくらいだったのを覚えています。
今回はそれが皆無でした。
さらに、革靴なので若干滑りやすいのは注意しながら歩くことにしてなんとかクリア。
履いた感想としては、
・靴底が土踏まずにピッタリ吸い付いてくる感じ・歩き心地がふわっとしてる
・初日なのに足の甲が痛くならない
というのが大きな印象。
靴底が土踏まずにピッタリ吸い付いてくる感じのマッケイ製法
これはインソールの形によるものなのでしょうか?
詳しくないのでなんとも言えませんが、今までの革靴にはない感覚です。
歩いたときに踵の部分もついてくるので、足の裏にピッタリ吸い付いている感じで歩き心地も良いです。
マッケイ製法の靴は、しなやかでソールの返りがよいみたいなので、足に吸い付いてくる感じになるのではないでしょうか。
ソールも革だからか歩き心地がふわっとしてる
これはLOBB’Sのときにも少し感じたのですが、もっとふわっとした印象です。
コルク?クッション?が入っている感じ?というんでしょうか。
足に負担がかかりにくいのではないでしょうか。
ソールにハーフラバーを貼ってしまうとこれは変わってしまうかもしれませんが。
初日なのに足の甲が痛くならない
革靴って基本的に履きはじめは1ヶ月位足の甲が痛くなります。
特に右足なんですが、これはぼくの足の形が左右で高さが違うのでしょう。ピッタリの靴であるほど最初は痛いのです。
調べてみたら、今回購入したフランチェスコ・ベニーニョのホールカットは、G3607-LU13Iというタイプで、ENEAという木型(ラスト)を使っているようです。
フランチェスコ・ベニーニョの定番の木型はLONDONというものらしいのですが、このENEAという木型はLONDONよりも少しだけ甲の部分が高く、ゆとりがあるもののようです。
さらに、かかとやくるぶしの痛みも全く無く、快適に履けています。
親指の付け根あたりはキュッとしまる感じなので、これは履き慣らしていけばピッタリフィットしてくれるようになると思います。
しばらく履いてみないとまだまだわかりませんが、とても良い革靴に巡り会えた気がします。
フランチェスコ・ベニーニョを履いた後
ROBB’Sの時よりもつま先の削れは格段に少ない。
つまづくこともなかったです。
さらに、靴紐の種類なのかもしれませんが、普通に結んで(多少きつめに結びましたが)歩いていて解けることが一度もなかったのも驚きです。
新しい革靴ってだいたい解けません?
ただ、初日は下りの動く歩道だけ滑りそうだったので慎重に歩きました。
何日か履いてみても痛くなるどころかどんどん履き心地は良くなっています。
足の形にもよるかもしれませんが、FRANCESCO BENIGNO(フランチェスコ・ベニーニョ)のホールカットおすすめです。
履き続けていって、経過はまたレビューを追記していきたいと思います。
追記
2022年4月10日 ラバーソールを貼りました
購入から3ヶ月。
たまにお世話になっている靴の修理屋さんで、ソールにラバーを貼ってもらいました。
前回のロブスと同じく2000円(税別)。
今回は店長のご提案で、少し短めでロゴが残るような形でラバーを貼ってもらいました。
履き心地はさほど変わらず。
やはりソールにラバーを貼ることで、足元へのストレスが減って少しだけ気持ちは楽になります。
これからも少しづつ変化していくと思うので、履き潰れるまではレビューをしていこうと思います。
フランチェスコ・ベニーニョの通販
楽天でも何点か販売されてます。
最安値だと36,000円ほどと、価格だけだと楽天が一番安いですね。(2022年1月現在)
Amazonでも販売されてます。
店頭で購入するのと価格はかわらないですね。
>>【Amazon】フランチェスコ・ベニーニョ 3607
※2024年9月現在、amazonではブラックしか販売されていませんでした。
公式サイトもあります、オンラインショップに入ると42ND ROYAL HIGHLANDの通販サイトに行きますが、42ND ROYAL HIGHLANDはフランチェスコ・ベニーニョのアジア・日本国内総代理店のようです。
>>フランチェスコ・ベニーニョ公式サイト(https://www.francescobenigno.jp)
2024年9月現在、公式サイトが閉鎖されていました。。