テレアポの営業マンなら一度は悩んだことがあるはずのテレアポトーク。
テレアポが上手な人が心がけている簡単な3つのポイントがあります。
誰でも実践出来る内容なのですぐにでも試してみて下さい。
1.ゆっくり話す
テレアポというと、ほとんどの方が高い早口の声で
「もしもし〜」
とはじめてしまいますが、これは逆効果です。
テレフォンオペレーター等のインバウンド(受電)であれば印象がいいのかもしれませんが、アウトバンドでは
(電話営業だ!)
と警戒されてしまいます。
電話をかけるということは、相手の状況がわかりません。
「テレアポはなぜすぐに切られてしまうのか?」でも記事にしましたが、流暢に話せれば良いのではなくて、相手に内容がしっかり伝わらなければいけません。
突然電話がかかってきて聞き取れない話しをされてしまうと
「うちはけっこうです!」
と切られてしまいます。
年配の方が電話口に出た場合は特にゆっくり話すということを心がけて下さい。
テレアポトークはあなたが思っている以上に早口なはずです。
それでもあなたのテレアポトークは早口
ではどのくらいのスピードで話すのがいいのか?
というくらいの早さでちょうど良いくらい
あなたのテレアポトークがどれだけ早いのかを確認する方法
これはテレアポの研修をしているとほとんどの方が驚きますが、簡単に確認する方法があります。
テレアポトークを録音してみる
録音する時は、実際にかけているつもりで、あなたが出来る最大限ゆっくりトークスクリプトを読む練習を録音して下さい。
録音するのはICレコーダーでもスマホのボイスレコーダーアプリで十分です。
iPhoneならボイスレコーダーのアプリが最初から入っているのでボタン一つで録音出来ます。
最初の30秒くらい録音したら聞いてみます。
どうですか?
自分の声を聞くのは少し違和感があるかもしれませんが、これが実際に受話器を通してお客様に聞こえている声です。
あなたが出来る限りゆっくり話していても思っているほどゆっくりは聞こえないはずです。
架電先のお客様は直前まで忙しかったかもしれません。
そこにかかってきた突然の電話で、早口でまくしたてられるとテレアポは切られます。
出来るだけ聞き取りやすく、相手のペースに合わせたゆっくりしたトークを心がけましょう。
2.ターゲットを見極める
テレアポで最も大事なことかもしれませんが、ターゲットの見極めがしっかり出来ているかです。
極端な話しですが、飲食店向けのサービスなのに美容室に電話をかけても一切アポイントは取れません。
これ、冗談ではなくて、意外とこういう営業マンが多いのです。
そこにつなげる最短の方法は何なのか
を考えてテレアポをしていかなければいけません。
法人向けのテレアポであれば、決裁者(社長、オーナー、責任者)にアポイントを取らなければ意味がありません。
電話に出た受付の方に一生懸命内容を説明したあげく「うちはけっこうです」と電話を切られているケースが良くあります。
本題はターゲットに対して案内出来なければ、アポイントをいれても契約までの道のりが果てしなく遠くなってしまいます。
まずはあなたが売りたいモノが誰を対象にしているのか、その方につないでもらえる方法は何なのかを考えることが一番の近道です。
3.とにかくたくさんかける
テレアポは誰にでもできる簡単な仕事です。
では、テレアポで成績の上がる営業マンは何をしているかというと、とにかくたくさん架電しています。
もちろん闇雲にかけるのではなくて、ターゲットとポイントをおさえて件数をかけます。
10件かけた場合は最大でも10件しか契約は上がりません。
100件かけた場合は1割でも10件の可能性があります。
全く売れない商品は別ですが、周りの営業マンや同業他社が売れている商品であれば、誰が買ってくれる人を見つけられるか、買ってくれる人にどれだけ適切な営業を出来るかで成績は変わります。
「アポが入らない」
と愚痴をこぼしている間に電話をかけることがテレアポの最大のコツです。
無駄な時間がテレアポの架電件数を減らす
たくさんかけるためには、テレアポの時間には無駄な時間を最大限減らすことです。
映画「幸せのちから」でも、
架電件数を増やすために受話器を置かない
というシーンがありますが、まさにそんな感じです。
『一件かけて考えて、次にかける内容を考えて…』
そんなことをやっているようではひたすらかけまくって経験を積んでいく人には勝てません。
たくさんかけるというのはテレアポの鉄則です。
まとめ
テレアポの上達方法としては、
- ターゲットを見極めてゆっくり話す
- ポイントをおさえてたくさんかける
という部分をおさえて経験を積んでいくことが最大の上達方法です。
営業の最初の試練ともいわれるテレアポですが、コツさえつかめれば難しいことはありません。
話しを聞いてくれるお客様や契約してくれるお客様は必ずいます。
上手な人のテレアポを良く観察してマネすることが近道です。