「未経験者の営業職への志望動機ってどう書けば良いの?」
「面接で志望動機を聞かれたらなんて答えよう・・・」
「面接官に印象の良い志望動機ってどういうのがベスト?」
面接までに転職サイトや履歴書に記入する志望動機って悩みますよね。
採用されやすい志望動機の書き方、答え方にはコツがあります。
採用する企業側がどう考えているかを知ることでベストな状態で就活に望みましょう。
- 転職サイトでの志望動機の書き方と注意点
- 営業職の志望動機としてダメなNG例
- 転職サイトでの志望動機の書き方
- 履歴書での志望動機の書き方
- 履歴書での志望動機の注意点
- 履歴書によって書き方を変える
- 面接時の志望動機の答え方
- 面接の質問時にやってはいけないNG発言
- 面接での志望動機の答え方
- まとめ
営業職への志望動機は、前向きなことを記入すると面接官や採用担当者の興味をひきやすい。
転職サイトでの志望動機の書き方と注意点
転職サイトから応募するときの志望動機の記入方法です。
まずはダメな例として、上げてみます。
営業職の志望動機としてダメなNG例
- 未記入
- 自己PRと全く同じ
- 文章が長過ぎる
- 誤字脱字が多い
- 絵文字や顔文字の使用
- 前職の批判
- ネット上のコピペ
一つづつ解説していきます。
未記入
これは問題外です。
もちろん中には志望動機がなくても面接をしてみる方もいますが、自己PRなどでしっかり目をひかれる内容が書かれていたり、華々しい経歴(一流大学卒業や大手企業での実績や同業界での経験)がなければ選考に通過する理由がありません。
人物重視で選んでいる未経験採用でも、さすがに応募するときは志望動機くらいは記入しましょう。
適当にどこでもいいから応募していると思われても仕方がありません。
自己PRと全く同じ
これも問題外です。
ほとんどの転職サイトで企業側の管理画面には「自己PR」と「志望動機」はすぐ近くに表示されていますので、全く同じ文章が入っていると印象が悪くなります。
自己PRと志望動機が全く同じであれば逆に自己PRをしっかり記入しておいて志望動機は未記入の方がまだマシです。
文章が長過ぎる
800文字とか書かれていると正直ほとんど読みません。笑
普段は文字数を気にして読んだりはしていないのですが、あらためて読み返して文字数を見ていくとだいたい読みやすいのは350文字から400文字くらいが読みやすくて伝わりやすい印象です。
もっと言うと、文章の中に句読点や改行がされていると少し長い文章でも読みやすさは断然変わってきます。
誤字脱字が多い
書き終えたら必ず2回は自分で読み返して、誤字脱字の確認をしましょう。
これは仕事の基本ですが、営業職として採用された後、お客様とのメールのやり取りなども必要になってくるはずです。
基本的な文章のスキルを試されていると思って下さい。
営業職はお客様にわかりやすく伝えることが仕事です。
絵文字や顔文字の使用
これも問題外です。。。
そんな人いないでしょ、って思うかもしれませんが、中にはいるんです。
p(^^)q
とか。。。
もう、、なんとも言えない気分になってしまいます。
前職の批判
志望動機に前職が残業多くてとか、上司と合わなくてとか、やりたい仕事じゃなかったとか、募集内容と違ったとか、後ろ向きな前職の批判はたとえ本当だったとしても書かない方がいいでしょう。
どういう見られ方になるかと言うと、
「うちで採用しても自分の意見と違うことがあったらすぐに辞めてしまいそうだな」
という見られ方になります。
営業職の場合は、お客様からどんなにネガティブな質問や発言があってもそれをプラスに転換していくようなトークを求められます。
マイナス思考やネガティブなキーワードは文章にすると極端に目立ちます。
ネット上のコピペ
これも問題外です。
転職サイトの場合は、WEBからの応募になります。
「全く心がこもってないテンプレみたいな文章だな」
と思えば簡単にコピペチェックが出来てしまいます。
2行くらいコピーしてgoogleで検索したときに全く同じ文章の載った志望動機のサイトなんかが出てきてしまうとすぐにばれます。
転職サイトでの志望動機の書き方
読みやすい志望動機、会ってみたいと思わせるスタンダードな営業職の志望動機の書き方です。
基本的を抑えた内容なので必ずこうでなければというものではありませんが、比較的無難な内容に仕上げたいなら守るべきセオリーです。
現職、前職までの経験で得たこと
まずは、今まであなたがやってきたことを書いていきます。
未経験者の場合は、アルバイトの経験や学生時代の部活なんかでも良いと思います。
今までのあなたの経験をわかりやすく書いた上でそこから学んだこと、身につけたこと、気づいたことを前向きな言葉で書いていきましょう。
例えば、
接客をしていく中で、お客様が何を求めているのか、どういう接し方をすれば喜んで頂けるのかを日々考えながらお客様と接してきた結果、何度も通って下さるお客様から「よく気が利くね」というお言葉をいただける様になりました。
一例ですが、これで133文字です。
あなたが今までどういう考えでアルバイトを行ってきたのか、その結果どうなったのかを書いている例です。
これまでのあなたを知ってもらうことで書き出すことが大事です。
営業職を志望するからには理由があるはずですが、その前にあなたという人がどういう人物なのかを簡単に知ってもらえるような内容です。
営業職を志望した理由
次に、営業を志望したからにはその理由が必ずあるはずです。
ここでは営業職を目指して転職活動や就職活動をしているのであれば、「営業をやってみよう」と思ったきっかけや思いを素直に書いていきましょう。
前向きな気持ちがなければ就職活動や転職活動はしません。
ましてや営業職という世間では「辛い」「きつい」と言われている職業を選んだからには、それでもやってみたいという強い前向きな思いがあるはずです。
- 自分の実力を試してみたい
- お金を稼ぎたい
- 結果を残して上に上がりたい
- 起業する為に成長したい
- 人に喜ばれる仕事をしたい
こういった前向きな言葉を今までのあなたの経験に紐づけて書いていくとスムーズです。
入社後に自分がどうなりたいのか
志望動機の締めくくりとしては、あなたがその会社に入社してどうなりたいのかを熱意を込めて書きましょう。
営業の基本ですが、最後のプッシュはクロージングの基本です。
迷っているお客様の背中を押してあげるのが営業マンの仕事だと思います。
転職サイトでの志望動機というのは、面接担当者に一度会ってみたいと思ってもらえるかどうかがポイントです。
そして、未経験採用を行う会社の多くは営業を経験した方や、営業の責任者が採用担当、面接官だったりするケースがほとんどです。
営業マンは営業マンに弱いのです。(本当です)
例としては、
これで112文字です。
営業という仕事は厳しい仕事です。
そんな厳しい仕事でもしっかり覚悟してやり遂げる意思があることをしっかりアピールしましょう。
履歴書での志望動機の書き方
基本的には転職サイトでの志望動機の書き方と同じです。
気をつけておきたいポイントとしては、履歴書の場合は面接時に面接官が手元に置きながら面接が行われることがほとんどです。
面接時に志望動機を聞かれた時に、履歴書に書いてある内容と全く違うことを言ってしまわないようにしっかり覚えておきましょう。
履歴書での志望動機の注意点
- 小さすぎる文字でびっしり書けばいいというものではない
- 読みやすい文章になっているか
という2点です。
履歴書によって書き方を変える
必ずしも転職サイトに書いた志望動機と全く同じでなくてはならないということはありません。
履歴書の志望動機欄の大きさに合わせて一目で分かりやすい内容にまとめることがポイントです。
ぼくの場合、面接の直前に履歴書にさっと目を通して(見る暇がなく読まずに面接することもある)面接を行います。
そうなると、応募者に質問をしながら履歴書を読んだりすることも多いのですが、小さい文字でびっしり書かれていたりしてもほとんど読みません。
ぱっと見て意気込みが伝わるような志望動機の方が圧倒的に印象が良いです。
面接会場に持っていく履歴書は簡潔に書いておくことをオススメします。
面接となれば、文章よりもあなた自身の口から発せられる言葉の方が圧倒的に印象に残ります。
逆に、書類選考で履歴書を郵送する場合は、志望動機で判断されたりもします。
しっかり内容が伝わるような書き方にした方がいいので、履歴書を購入する時にどんなタイプの履歴書にするかを検討しておきましょう。
面接時の志望動機の答え方
面接対策としては、何度もシュミレーションを行って、想定される質問とそれに回答する答えを用意していきましょう。
志望動機はほとんどの面接で聞かれる内容だと思います。
「なぜ当社に応募してみようと思ったんですか?」
「営業という仕事をやってみたい理由はなんですか?」
「営業職ってどういうイメージがありますか?」
「当社に入社できたらどのようになっていきたいですか?」
この辺はぼくの場合は必ず質問します。
もちろん志望動機に記入した内容を答えていけばいいのですが、注意しておきたい点があります。
面接の質問時にやってはいけないNG発言
- 答えにつまる
- 志望動機にも書きましたが
- 先ほどもお答えしましたが
- 前職批判
答えにつまる
上記に書いたような質問は当たり前に聞かれるものだと思って下さい。
全く答えを用意しないで面接に望んでも採用されにくいのは当然です。
何度もシュミレーションを繰り返してしっかり答えられるようにしておきましょう。
緊張しているのは仕方がないですが、営業職は毎日面接のようなものです。
面接は自分自身を売り込む営業の第一歩です。
志望動機にも書きましたが
「志望動機にも書きましたが、」
という前置きで話し始める方がけっこういますが、これは意外と失礼です。
面接官の立場からすると
「履歴書の志望動機にも書いてますけど読んでないんですか?」
といった印象を与えかねません。
先ほどもお答えしましたが
「先ほどもお答えしましたが〜」
という前置きで話し始める方もけっこういます。
これも、面接官からすれば
「何回も同じこと言わせないで下さいよ、聞いてなかったんですか?」
という聞こえ方になります。
営業の現場では、伝わらないお客様には何度でも同じ話をします。
ただ、何度も同じ話をすると失礼なので言い回しを変えたり、違うたとえ話を交えたりしながら同じ内容を伝えていきます。
ぼくも面接の時には志望動機を言い回しを変えて2回聞いたりします。
面接開始してすぐに聞いてみて、ある程度話が進んで少し緊張がほぐれてきた時にまた聞いたりします。
なぜ同じことを2回も聞くのかというと、「答えに一貫性があるか?」という確認もありますし、緊張していると思った通りの本音が話せず建前の志望動機だったりしますが、緊張がほぐれてくると本音の志望動機が聞けたりするので、あえて2回3回聞き方を変えて質問したりします。
時にはわざと最初に答えた志望動機が2回目は言えないような質問の仕方をしてみてどう切り返すのかを試してみたりします。
先ほども書きましたが、営業職の面接というのはお客様先に訪問した時にどういう対応をするのかを見られるあなたの最初の営業です。
いろんな言い回しで答えられるように準備していきましょう。
前職批判
志望動機に前職(現職)での職場環境が悪いので貴社に魅力を感じました。
というような前職批判を盛り込んでくる方もいますが、これはあまり印象のよいものではありません。
面接官側から前職の悪かった点を聞かれたら遠慮がちに答えていくのは問題ないですが、
「なぜ当社に応募してみようと思ったのですか?」
というような質問に対していきなり
「現職(前職)は○○だったので○○な貴社に魅力を感じて」
なんていうことは辞めておきましょう。
実際に営業の現場でも他社批判をして契約をとりにいく営業マンはあまり印象の良いものではありません。
面接での志望動機の答え方
ベストな答えとしては、
という前向きな内容がベストです。
という程度にしておいた方がいいでしょう。
前職や今までの経験に紐付けなくても志望動機としては成り立ちます。
例えば、
というような志望動機も前向きで印象がいいです。
飲食業界からの転職であれば、
というのも印象が良いでしょう。
まとめ
営業職に特化した志望動機の書き方、NGパターンを紹介しました。
「志望動機」というのは、あなたが営業をなぜやりたいのか?という素直な気持ちや熱意が面接官に伝われば必ず採用してくれる企業があります。
逆に、熱意を感じない、とにかく就職したい、といった印象になると採用率は低くなってしまいます。
どうしたら相手に自分の想いを伝えられるのかをしっかり考えることが営業職への就職の第一歩です。
内定がもらえるように応援しています。
自分のアピールポイントが難しい、ということでしたら、ミイダスとかで向き不向きや、自分の性格を客観的に診断して、そこからうまく自分の言葉にできるような対策をしてから面接に挑むのも一つの方法です。
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